4/16~5/4までは土用の丑の時期

「土用の丑」と聞いて思い出すのが「鰻」。土用の丑の日の鰻とはマスメディアにも再三登場する言葉でなじみもあるのではと思います。
しかしこの「土用の丑の日」と言うのはもうひとつ重要な意味を持っています。それはある意味言い伝え的な事ではあるのですが。
「土用」とは暦の上で「立春・立夏・立秋・立冬」のそれぞれの直前の18日間(19日間の場合もあり)のことを指します。
土用とは春夏秋冬と年に4回ありますが、一般的には夏の土用(立秋の直前)のうち十二支が丑の日を「土用の丑の日」と呼んでいます。
干支の「丑年」が12周期で回ってくるのと同様、「丑の日」も12日ごとにあります。
土用の期間は太陽と地球の位置関係によって決まり、毎年微妙に異なるため、土曜の丑の日も毎年変わります。
ちなみに鰻を食べると言う日は「7月21日」と「8月2日(二の丑)」です。
年に4回ある「土用の丑の日」には建築に関わりあると言われている事があるのですがご存知でしょうか。
私の亡き母が「土用の丑の日」が近づくと「土を触るな」と良く言っておりました。何故なのでしょう。
土用の期間は土の気が盛んになるから、土の神(土公神)の怒りに触れないよう、土を害する作業が避けられる。たとえば土用に穴を掘ったり、土を運んだりすると、祟りがあると考えられた。
また土はどの方角にも当てはめられていないため、移動はよくないと考えられ、引っ越しや旅行も避けられてきた。
どの方角に動いてもよくないが、特に悪い方角もある。これを「土用殺(どようさつ)」と呼び、特に注意すべきと考えられてきた。
春の土用は南東、夏の土用は南西、秋の土用は北西、冬の土用は北東とされているので、縁起を担ぐ人は、旅行先などを考えるときに気にするとよいかもしれない。

仕事の場合はそれだと支障が出てしまうので、「間日」の考え方が生まれる。間日には土公神が天上界に出かけるので、地上に目を配れず、祟りも起こらないと考えられた。
長年、住宅に関する仕事をして来た者として顧客に願うは今より更なる家族の幸せ、出世などを望んでいるのですが時にそうならない時もあります。
ですので私はお客様には冒頭、申し上げていることがあります。それは家を買う、建てるという事は今ままでの気の流れが変わるとご理解下さい。
それ程の強大な力を持つものをお買い上げしようとしている事を自覚下さい。だからこそ人任せにするのは辞めましょう。
分からないと言う言葉は辞めましょう。これで良いかと投げるのは辞めましょう。時間をかけてもご自身で納得するまで考えましょう。
決断を出すのに知恵をアドバイスをと言うのは大切。自身が理解出来ているのですから。
その中に建築を始める日が「土用の丑の日の期間」(18日間もしくは19日間)に当たるなら開始時期を早めるか、遅らせましょう。
災いをもたらすと言われているのであれば時にそれに従って見るのも縁起として良いのではないでしょうか。
昨今のハウスメーカーや不動産会社の営業マンはこう言う事は知りませんし、仮に知っていたとしても「そんなの迷信でしょう」と考えています。
建売住宅の飯田グループの営業マンと以前、言い争った事がります。新築の家のど真ん中に古井戸があったことを購入直前に発言した事がありました。
宗教上、仏教ではありない事です。しかしこの営業マンの言葉は耳を疑いました「お祓いしましたし何か問題ありますか?」と。
前項でも言いましたが気の流れが変わるという事を目にして来た私は自身が購入する訳ではありませんがお客様の今後を考えるとあり得ない話でした。
結局、その家の購入はしないという事になり、そのお客様は注文住宅(100%オーダメイド)の家を建てられました。
この部分を深堀して考えているのは今の時代から見るとナイセンスな事なのかも知れませんが、私は売って終わりとかコンサルティングして幾らという考えだけにはならず、
おせっかい的な事を毎回毎回行っています。

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