マイホーム七不思議(②チャンスを逃す方の事例)
年収申し分なし、勤務先問題なし、勤務年数問題なしの相談者でマイホーム計画がとん挫した方がおられます。
住宅ローンの事前審査でも問題なしの方でしたので計画を先に進めておりましたが、ここで思いもよらない事が起こります。
それは何かと言いますと申込者はご主人様です。奥様との収入合算などは行いませんがご主人にはどうしても言えなかった事がひとつありました。
それは奥様に内緒の借金です。債務金額は800万円。使い道として為替の投資に使ったとの事でした。
借金があるのは構わないのですが、何故、先に言ってくれなかったのかと思えました。
それは借金の事は棚に上げて奥様との話でこれくらいの予算で月々はくれ位の支払いでと予算を考えておられたそうです。
借金など無いと言う事を前提にです。
奥様と休日にはハウジングセンターなどを回り目の肥やしにして来ていたらしいのですが、建築予定地や建築メーカーがほぼ決まってくる中で
ご主人のストレスはMax状態になって当方に相談に来たとの事でした。
しかし当方にも借金の事は言わず、しかし何か引っかかるとは思っていたのですが結局、債務無しのお客様として事前審査を通すことになりました。
当然ですが「承認」は出ましたが融資金額に制限が掛かりました。「?」
金融機関に「制限とは」どうしてなのかと問うと借金の件を言われました。当方は聞いていなかった為に大慌てです。
ご主人に確認した所、借金の説明を受けました。
ご主人曰く、事前審査も通らないと思っていたが「承認」を得たので安心していたと、しかし融資して欲しい金額に足らない結果にがっくりと肩を落とされました。
当初から借金があることを伝えてくれること、そして今の状況をお伝え頂きたかったと申し上げました。
すれば違う方法を考えれたのですが、時既におそしで頭金と用意しているお金を返済に充てる様に助言しました。
しかし奥様へは言えないとの事を貫かれた為、それ以上の事は行いませんでした。
後日、ご主人よりメールがあり奥様に隠すことが出来なくなり「自爆」したとの事でした。
奥様の夢も打ち砕いた為にマイホーム計画は中止となり、夫婦間も大変な修羅場と化したとの事でした。
当方に対するお詫びもありましたが、ご主人の考えには今考えても賛同出来ず、マイホームは建てない方が良い方に見えて仕方ありませんでした。
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