左官さんのこだわり

画像に写る「M’s project」専属にお願いしている左官さん、温厚の方で普段の会話も優しく黙々と仕事を行われる方です。その方が時に怒られる時があります。それは玄関タイルを左官さんが手掛けて乾燥期間を設けていた時の話。その時はあいにくの雨、外構が済んでいない為に出入り口から玄関までに粘土質の土を踏んでしまう。そのまま玄関に行けば靴跡が残る。それを左官さんが発見。工事に来ていた全ての関係者に向けて土足で上がったのは誰だ探しが始まる。丁度、昼前に来た私にも同様に聞かれました。左官さんの言い分は「施主よりに先に土足で上がるとはどういう事だ」と言われていました。そこで中を確認すると部屋の隅に荷物がこれは施主が来たと判断してその旨を伝えると「施主なら仕方ない」と作業開始。どれだけ施主の事を思ってくれているかと感激しました。そんな時に又、完了検査で設計士と行政の担当者が土足で玄関タイルを上がったとの事で左官さん、再び激怒。「それ位分からないのか?」と怒ってられました。普段はおとなしい方が怒るとインパクトが違うなと水野建築棟梁との話。しかしこれが職人だと思えましたし「M’s project」はこの職人集団だからこそお客様に胸を張ってご案内い出来るとあらためて思いました。

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