猫の親子の話

雉柄の方が親、三毛柄が子供。親の方とは平成28年度からの知り合い。どこからとなくやって来て、目が合って餌が欲しそうだったので飼っている犬の餌を上げたのがキッカケ。もちろんその時は親だけだったが、それから毎日来るようになっていた。ある日お腹が膨らんでいるのを気付いて子供が生まれるかも?と思い、何故かキャットフードを買いに行く。現在、家にいる犬よりも高いものを何故か買ってしまった。親だけなら同等か、少し安いものをと思ったが子供が生まれるなら、栄養バランスが良い物をと考え購入。これで良しと帰ろうとした時に隣で同じく猫の餌を買いに来た方が手に取ったのは魚の煮干し、結局買う羽目にトホホです。店を出て何やってんだろうと反省。家族にも犬を抱きながら嫌味を言われる始末、「愛情が無くなった」だの「猫が好きなんだ」だの・・・そうこうしているとお腹がパンパンになって来ていた。するとその内、姿を現さなくなった。子供が生まれて来なくなったと考え、これで役目は終わったと感じました。それから1か月半くらいしてから帰って来ました。寅毛の赤ちゃんを連れて、ある意味”感動”でした。でも1匹だけ母親は高齢に見えます。だから1匹かと思えましたが、そんなことはどうでも良くうれしかった。それから寅毛の子供は母親のお乳から親同様のキャットフードを食べて大きく成長、その内子供は来なくなりました。「巣立ち」か?と飼っている訳ではないですが淋しい気持ちも。しかし親は毎日やって来ます。朝、昼、晩、下手すると1日中庭にいる事も、年が代わり平成29年度、又、母猫のお腹が怪しくなってきました。例の如くペットショップに行って高齢者用のバランス良いキャットフードを購入、もちろん魚の煮干しも購入。モリモリ食べてお腹がパンパンとなって又、しばらく姿を見せないでいると突然現れました。三毛柄の子供を連れて。昨年同様キチンと子供を見せに帰って来ました。しかし小さい子供、動きは機敏だが頭が大きく見えて体が小さいのが又、可愛い。母猫が餌を食べている間、子猫はお乳を飲んでいる。その子猫も母猫と同じ餌を食べる様になりスクスクと成長。いずれはこの子猫も巣立って行くんだなと思っていたら、今年は違いました。親猫が来なくなったんです。ある日を境に母猫は姿を現さなくなりました。その代わり成長した子猫が居座っています。1年半、毎日顔を見せに来て生まれた子供も見せに来ていた母猫、高齢だったのでなくなったのか?とか考えると一層淋しさが溢れます。何気ない我が家の記録ですが、感深い出来事でした。

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