鈴鹿市にある椿大神社の禊ぎは尋常じゃない・・・

鈴鹿山脈の麓に猿田彦大神を主神とする椿大神社があります。冬場は凛とした静けさの中に何とも言えない静寂の時間を与えて下さる場所。私が椿大神社を知ったのはある方の助言でした。その方は伊勢神宮や出雲大社にて神様への奉納の月舞いを捧げる倭瑠七さんとひょんな事から知り合った事からでした。普段は世界を回られ忙しい方なのだが、何故か瑠七さんから会いましょうと言われ三重県の四日市市で会ったのでした。待ち合わせの四日市市の駅に迎えに行き車に乗せて暫く走った所で、突然、変な声で「滝にでも打たれて来い」とハッキリ聞こえました。私は運転していましたのでバックミラーで覗くと瑠七さんが「はっと」目を向けられて「ごめんなさい、私、変な事言いませんでしたか?」と聞いて来られました。霊感的な事だと言われていましたが、私は遠慮がちに「ちょっとびっくりしました」と答えるのみ。瑠七さん曰く、「先祖が怒っておられますよ」と心に突き刺さる言葉、「そうですか」としか言い返せませんでした。理由は一番自分が解っています。瑠七さんを疑うのでもなく純粋に聞いて頭の中で「そうだよな」と反省の念に浸っていました。「先祖の墓参りもしない、親を大事にしない」これでは先祖も怒り心頭だよなと思えました。そこで瑠七さんにどうすれば良いのかと聞くと「椿大神社にみそぎが有りますからやられて見ては」と言われました。「でもまだまだ冷たいですから暖かくなってからでも良いですよ」と・・・そこに私の行けない対応が出てしまったのでした。「解りました、明日にでも行って来ます。」その時は楽勝と面子みたいなものがメラメラと燃え上がり「やってやろうじゃないか!」と意気込んでしまったのです。「無理はしない方がいいですけど、行かれるのなら毎月11日の深夜0時からですので気を付けて下さい」と瑠七さん。「え~深夜の0時?」と思った時はすでに遅かりし、見栄を張って行って来ますと心にも無い事を言ってしまった。その年の2月11日は大寒の如く非常に寒い日でした。それも真夜中、少し不安の中で椿大神社に着いたのでした。鳥居を抜け玉砂利の踏む音が響き渡る静まり返った境内、参道の端には大きく積まれた雪、寒さと静けさで何も考えずに社務所に到着。禊ぎ参加を伝え参加費を払うと手帳とはちまきと何やら手ぬぐい状の物を渡される。「何だ?これ」待合室で待っている間に広げるとそれは「褌」タオルではなく「褌」何かがここは違うと半分恐れをなすも遅かりしここから更なる人生初の修行が始まるのでした。続く・・・

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