ある金融機関との会話 その壱
私のもとには様々な背景を持った方が沢山お見えになります。
それぞれに理由があってマイホームを考えられています。私の仕事の中心的な行動の中に、お客様の背景をよく理解する事が含まれています。この部分が理解出来ていないとお客様の希望には沿う事が出来ません。しかし中々話せないんですよね、胸の内は。ひとえに私の人格の無さが原因なのですが。
お客様の背景が解ると、私の見解である一定の部分までは判断出来ます。過去にその段階でお断りしたお客様もおられます。今は計画を進める時ではないと申し上げます。理由も時間をかけて申しあげた事があります。
辛い話です、マイホームを建ててからのビジョンを聞くと心が動きますが、現状から鬼にならなくてはいけない時も有ります。今の住宅メーカーには出来ない事でしょうね。金
融機関の担当者が言っていました「住宅ローンの申し込みを受ければ条件が悪くても承認を得られる様に尽力を尽くす」と、だからこそお客様の窓口となった営業マンは、現状のお客様の背景をよく理解しなくてはいけないと思います。
その部分を無視した結果、任意売却、競売、自己破産数が年々増えているのを見て見ぬフリをせず、しっかりと見届けなくては行けないと思っています。それが売る側の責任と思うのですが。