鈴鹿市にある椿大神社の禊ぎは尋常じゃない・・・参弾

滝壺へ下る石の階段、氷の上に素足を載せている様な感覚。1段1段と前の人について降りて行く、降りて行くという事は滝に打たれた人が反対に上がってくる為です。体から湯気が上がります。見ている方は一層寒さを感じる、そこに女性が上がって来ました、頭から濡れていて見ている方が寒く感じる姿です。そして石の階段が終わり今度は滝壺の中で待たなくては行けません。入って10秒両足が完全麻痺状態、歩く時もぎこちなくスターウォーズのC3POの如くでした。そして私の前の方が滝壺へ緊張はマックス状態。宮司の気合の言葉で「エエイ」と言った途端滝壺から出て来られた。次は私の番、やるしかない!ただそれだけで滝壺へ。思いっきり入った嫌、入りすぎた顔まで滝の水が流れ呼吸が出来ない慌てて目、鼻、口を出して「払え給え、清え給え、六根清浄」と声をと思ったが声が出ない。あまりの冷たさに声が出ない。外の雑音も聞こえない。何も考えなれない。と思っていたら宮司さんと目が合って気合一発の声だけが聞こえた。するとスーと滝壺から出れました。あれ不思議。滝壺に向かい2拍手のひらを天に向けて私の禊ぎが終了。来た道を戻り玉砂利の所を抜けて扉を開けて着替えた場所に行こうとすると目の前に明るい照明とカメラ+女性アナウンサー「どうでしたか?」の問いに「何も考えられませんでした」と答えるのみ。この時のインタビューはCBCの特集で紹介され、私もTVデビューとなった。身なりを整え次は護摩焚き、これが終わる頃には夜明け間近であった。そして何とも言えないすがすがしさの中を帰路へ着く中で来月も来ようと思えるのでした。

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