時代の流れの変化に建築業界は考えるべき時ではないか!
往年の鉄板と言われ続くけた職業が年々無くなる昨今、AI産業がどうのこうの言われる中で今後どう向き合いべきなのかを考える時期ではないかと思えます。酒屋、米屋、たばこ屋、魚屋、八百屋など専門で行っている職場はほとんど消えました。代わって台頭するのがスーパーでありコンビニでありと言う所です。そんな中で建築業界でも変化が起こりつつあります。人材不足は仕方ないとしても技術力の向上はどうなのかと考えてしまいます。大工にも色々な大工がおり宮大工も居れば型枠大工もいる。木造建築を主とする大工が急激に少なくなる中、経験浅い大工が大手の建売住宅を施工している。予算の関係もあるがお薦めが出来ない。携わった人間から見ればどの角度から見てもお薦めは出来ない。大切なのはもちろん資金、建てる場所・建てる物である。今順番に異を唱える人もいると思うが組んでしまった資金契約は変更は難しい、選んだ土地が気に入らない、良くない事が起こるとしても変えることはこれまた難しい。唯一、建てる物は資金の都合さえつけば使い勝手良い様にリフォームが出来る。つまり形を変えることが出来るという事です。しかし資金は必要です。又、大工の技術も大いに必要です。新築にせよ、リフォームにせよ腕のいい大工に当たる可能性は年々狭いき門となり難しくなっているのです。時代の流れで腕のいい大工も昔に比べると待遇が全然違うと言います。建築中に大工に対する施主の対応も大きく変わったとと言います。完成物件だと地鎮祭も上棟式も購入者は関与しません。日本は仏教の国なのにも関わらず正式な儀式を行いません、もちろん餅まきもしません。近所に挨拶も行きません。何か寂しい気持ちもしますが時代の流れなのかと思えます。住まいの価値自体が考えの違いから変わった様に、作る側の大工の価値観も購入側の方から見れば変わって来るのも仕方ない事かも知れません。
しかし日本ならば日本独自の感覚を持って住まいの購入を行って頂きたいと切に思います。