私の生命保険担当者は・・・
「水野さん、私、結婚します。」と突然。「水野さん、これから妊活入ります。又連絡します。」と突然。の連絡なし。そんなある日、次の仕事に出かけ様と家の玄関を出た所に見知らぬ女性が入って来ました。「誰?」何か宗教の勧誘かな?とか思っていると「お久しぶりです。」と私の生命保険担当者、名前はコンプライアンスがあるのであえてSAORIさんとします。「あ~、」と驚いているとニコニコしながら入って来て「良かった、会えて」とか言ってました。思わずコラコラ「子供はどなったんだ」と言うと、あっけらかんと「生まれましたよ」と一言。「はあ~」と私。「何故、連絡くれないの?」と言うとちょっと大変でして「○○××」と言っていた。「何か良からぬことがあったのではと思ったのでこちらから電話も出来ないでしょ」と言うと笑ってた。「はあ~仕方ないこれが私の生命保険担当者。」諦めた。お土産を私に渡して去ろうとするので次の仕事に向かう所だったが、ともかく家に入る様に言うと「実は子供も連れてきました」と言った為、すぐに連れておいでと迎えに行かせました。要はご主人も来ていて私が連れておいでと言うと主人は待たせますときっぱり、それでも子供を連れて来てくれました。男の子です。抱っこしている姿は母と成った私の生命保険担当者です。その子供を見る表情は幸せなんだなと思えるものでした。まだ独身の時から知っていて私も今の仕事をサイドビジネス的に行ている頃、自動車部品の運搬をしていて、得意先に出入りするSAORIさんとそこで出会ったのでした。何や「キャバクラのお姉ちゃん見たいな人が大きなカバン持ってウロウロしているなあ~」と思っていて、得意先の社員の方に「あの人誰?」と聞くと生命保険のお姉ちゃんと聞きました。その時ちょうど、私が以前から掛けている生命保険の担当者がこれまた横柄な奴で本当に気に入らなかった。だた紹介くれたのが友人だったので我慢していました。しかし、まさかSAORIさんに担当をお願いするとはその時は思いもしませんでした。得意先の社員の方に一生懸命営業する姿を何度となく見ていてと言うか何故か、良く居たなと思うくらい得意先にいました。結果は良い様に思えませんでしたが。ある時何かのタイミングで話す機会が合ったため、「入ってあげようか」とか言った様な気がします。但し条件を出して「直ぐ辞めるなら入らない」と言った気がします。SAORIさんは「辞めません、この仕事が好きだから」と言っていた様な気がします。それから私の担当者と成り、現在に至っています。SAORIさんが良く言います。「水野さんは、私を叱ってくれる人」と。別に叱る事が好きな訳ではありません。SAORIさんを見ていて「そうじゃないんだよな~」「違うでしょ~」と思う為に言葉が出ています。しかしその言葉は生きているのかどうかは分かりませんが一生懸命する姿は出会った頃と何も変わっていません。変わったのは私が中年の親父になった事とSAORIさんが母になった事でした。そんなこんなで私が死ぬまでSAORIさんが生命保険の担当者です。