皆さんの住まいに心の和ます場所が有りますか?

私自身、一番最初に建てたマイホームは21歳の頃、建売住宅で有ったのですがまだ建築しておらず今から建築しますの物件でしたので間取りの変更等が多少出来ました。

そんな中で間取りで一番悩んだのが仏間の件です。私の父は健在で三男坊でしたので分家です。祖父の仏壇は父の兄がキチンと見られています。

従って仏壇は今は要りませんし、いずれかは必要になると言うのが私の中で縁起が悪いという事を思っていました。

従って大工さんに相談した所、必要になった時に準備出来る様に押入れか?クローゼットにして見ては?とアドバイスを受けました。

仏間と言うのはどこにでも作る事は出来ません。

方位と云うのが有り、仏間の裏側を行き来しては行けないとも言われました。

歴史的な事は幼い頃から純粋に信じてしまう私には疑う余地は有りませんでした。

従って和室に仏間と床の間と並んで有りましたので床の間も無くして、全て押入れにしたのでした。

マイホームが完成し引っ越しを終えて数カ月が経つと仏間、床の間を無くして押入れにした場所は収納が増えて良かった半面、何だか締まりがないと思えて来ました。

和室なのに呆然とした和室でした。すっきりしているのですが何かが物足りないと思えて来ました。

仏間は考えが有ってなくした訳だが、床の間はついでの考えでした。

時間が経って思った事は軽はずみな考えは駄目だという事。もう少し床の間の意味を考えれば良かったと後悔をしていました。

その頃から時は流れ21歳から51歳となった私の家には三河特有の神棚(神間)、仏間、床の間が並んでいます。

神棚には天照大神・地元の神社の神様・秋葉神社の神様がおられ

仏間にはお釈迦さま・親鸞聖人・蓮如上人と尊敬する義父が居ます。

床の間には神のアマノウズベノミコトの掛け軸が掛かっています。

時に神様に手を合わせ、仏壇にお経を唱えます(CDをかけて一緒に唱えます)

何かホッとします。古い家ですが私の心が和む場所が有る素敵な住まいです。

そんな住まいが今の方には特に必要ではないでしょうか?使い勝手や外見も大切ですが

人生笑っているばかりではありません。時に悩み悲しい時もあります。時に相談できない時もあります。

そんな時に先祖の前でお釈迦様の前で手を合わせて自問自答して見てはどうでしょうか、飲みに行ってのうっぷん晴らしはその時だけの事、明日は必ず来ます。

だから私は手を合わせます。助けてほしいとは言いません。自分自身に向き合う為です。

自分自身に向き合えないのに相談を持ち掛けても間違った判断をします。

結構、効きますよ。一度お為しあれ

 

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