終活カウンセラーの講習を受けました。

皆さんは「終活」と言う言葉を聞かれた事がございますか。「就活」ではありません。「婚活」でもありません。『終活』です。人は永遠の命などありません。生まれればいずれは亡くなります。理屈は分かっていても若い時には考えた事もありませんでした。令和3年度を迎え私自身がこれは「終活」の行動ではないかと思い立ったのが今回の講習を受けるキッカケと成りました。
私には子供がありませんので、私が亡くなり妻が亡くなれば家系が途絶えます。この年になって考えるのが遅いのかも知れませんが家の事、お墓の事、私が亡くなった時の事を考える様に成りました。取りあえずは私が亡くなるまでの事を準備しようと思っています。今は一戸建てだが駅近くのマンションに引越したい。お墓は今の場所からお寺の敷地にある墓地に移動する。と決めました。その事をより詳細に考えるためにもこの「終活」についての講習は意味があったのではと思っています。「終活」とは元気な内にする事であり自身がボケる前に明確な考えの元、行う事だと講師の方が言われていました。
ある例を上げてお話を頂きましたが、講習会に来られる方は年配者が多いと言われていました。講習後の個人面談で相談者のおじいさんがこう言われたそうです。「私の所の家族は皆、仲が良いからね。問題ないよ。」と言われたそうです。それは良い事ですがおじいさんが亡くなられた時におばあさんを中心として相続関係の事を何とか片付いたのですが、おばあさんが亡くなられてから民事裁判となったそうです。
この例は私自身も理解出来ます。言葉が悪いかも知れませんが重石の人がいなくなると団結していた事は無残に壊れます。それが人間だからです。
おじいさんが元気な内に後の事を冷静に考えることが出来れば、この家族はいつまでも仲良い家族だったでしょう。しかしそれを行えなかった為に揉める火種を残してしまった。と思わざる得ません。
この「終活」とは意味あるものだと改めて思いました。

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